とある居酒屋での奇跡 ~仕事復帰した利用者と新旧担当OTの再会~

2018年4月7日(土)に、私が担当している訪問リハビリ利用者さんが仕事復帰して、経営している居酒屋で、新旧の担当OTが出逢うという奇跡的飲み会がありました。
サプライズゲストとして、入院時の担当OTの先生をお呼びしたのです。

数ヶ月前の入院時に担当であったOTが居酒屋へ入ると、利用者さんが驚きと同時に嬉しそうな表情をしていたのが印象的でした。

感動の再会です。お互い何か感じるものがあったハズ。

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お料理は、イノシシ鍋から始まり、デザートのチョコレートケーキまで、どれも本当に美味しかったです。
老舗旅館で出てくるようなお料理ばかりでした。

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途中で利用者さんが調理の手を休め、みんなの前へ来てくれました。
発症時の不安、先の見えない今後、居酒屋再開までの時間、店内で工夫して仕事をしている事、次はゴルフをすることが目標と語ってくれました。
皆さん、真剣に聞いています。
利用者さんにとって仕事とは、『人との出逢いが楽しいから居酒屋を続けること』だそうです。
当事者としてのお話を聴けた事は大変貴重でした。

また、こちらの利用者さんは埼玉県作業療法士会の活動にも関心を示されており、発表等で御協力頂きました。
「我々が埼玉のリハビリにお役に立てるなら、どこに出しても構いませんよ」という言葉を頂き、生活行為向上マネジメント(MTDLP)と生活支援記録法(F-SOAIP)の要素を取り入れた内容を研修会と学術集会でそれぞれ発表してきました。
現在私は、MTDLP指導者と認定作業療法士の取得を目標にしていますが、この投稿文を読んで頂いている方々からも勉強させて頂き、一緒に取得を目指し頑張っていきたいと思います!

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最後に、この夢の企画をご提案して下さった宇田会長、
サプライズゲストのたまたま休日だった入院時担当OTの先生、
参加されたOTの仲間達(だいぶ話が盛り上がってましたね)と『とても素敵な時間と出逢い(茂木副会長の言葉より引用)』があった事を嬉しく思います。
皆様ありがとうございました。

第2回飲み会は、ゴルフを達成してからでしょうか(笑)

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(株)ベルツ 在宅リハビリテーションセンター草加 訪問看護部 リハビリ課

高橋暢介

※画像は利用者さんと参加者から同意を得ています。

編集  石井 晶(あさひ病院)

【お知らせ】
埼玉県作業療法士会では、一緒に地域支援活動や県士会活動に参画していただける作業療法士を大募集しています。今後、活動を広げていくにあたって、多くの作業療法パワーが必要になります。私たち作業療法士の専門性を県民の皆さまに心を込めてお届けする活動に是非ともご協力お願いします!

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