地域で活躍するOTへ!「介護予防・日常生活支援総合事業への参画に向けた人材育成研修 」開催レポート

平成30年11月25日(日)、彩の国東大宮メディカルセンターで「介護予防・日常生活支援総合事業への参画に向けた人材育成研修 ~地域で求められる作業療法士になるために~」が開催されました。

今回の研修では、竹田健康財団の太田睦美先生をお呼びし、『総合事業』と『地域でOTが担うべきこと』の理解を深めるため、総勢46名が熱心に参加しました。

午前中は、介護予防・日常生活支援総合事業について理解するための講義がおこなわれました。今までの地域支援事業とは何が違うのか、事業の変遷や現代の社会背景を踏まえ、総合事業の全体とそれぞれのサービス利用の流れ・役割を学ぶことができました。

さらに、竹田健康財団の実際の取り組みについてご講義いただいたことで、各事業・サービスのイメージを思い浮かべることができ、より理解が深まったと感じます。


午後は、地域ケア会議で扱われる書類や事例を元に個人ワークとグループワークがおこなわれました。限られた時間で限りある情報から事例を読み解き、支援計画を立案する内容です。このワークは地域にOTとして出て行くために身につけるべきスキルを学ぶことができました。様々な形態で地域に関わる・関わっていこうというOT達が活発な意見交換を行い、休憩時間にも関わらず話し込んでいる様子から、参加者の熱意を窺い知れました。

最後に、今後自分自身が地域にどう関わればいいか、そのために何をすればいいかを整理し、今日からの目標をそれぞれが立てることができたワークとなりました。さらに、参加者の半数近くに発言する機会をいただいたことで、参加者全体で研修会を盛り上げている印象を持ちました。大変盛り上がったワークですが、気付けば終了時刻。と充実した研修でした。

領域によっては馴染みのない「総合事業」ですが、今後OTが更なる活躍をしていくためには、大変重要なキーワードです。今後も継続的な研修会の開催で広まっていくことを期待します!