子ども支援委員会 セラピスト養成講座開催報告 2019年11月2,3日

令和元年11月2日(土)、3日(日)令和初のセラピスト養成講座が開催されました。
埼玉県内からよりすぐられた9名の参加者が実際にお子さんをお招きしセッションを行うという内容の濃い研修です。講師は昨年同様、愛知県医療療育総合センター中央病院の小松則登先生をお招きしました。講義では、VTRから子供とのやりとり、脳科学との関係など参考になるものばかりでした。研修は3名1グループで担当するお子さんと40分のセッションを行いました。1日目は評価を中心に、行動特性から認知特性を考え、親御さんの主訴との関係をフローチャートで作成し治療仮説をつくりました。2日目は、1日目に立てた治療仮説の実践です。狙い通りいったところも、いかなかったところもありましたが、どのお子さんも一昨日に比べていいところがたくさん出てきていました。受講生もスタッフも動き回り汗だくになりながらのあっという間の40分でした。小松先生からはセラピィとして用いることのできる技術と発達をみる作業療法士として重要な視点をたくさんご指導いただき、今回の研修で得られた内容を明日からの療育にもいかしていけると思います。子供に向き合う、セラピィに向き合う、作業療法の奥深さと魅力、可能性を再確認できる研修になったかと思います。

  
埼玉県作業療法士会 子ども支援委員会 平田樹伸