秘訣を伝授!OTによる地域支援『介護予防・日常生活支援総合事業への参画に向けた人材育成研修』

2020年12月6日(日)に、東京都立大学の小林法一先生と石橋裕先生、台東区立台東病院の野本潤矢先生を講師にお招きし、埼玉県作業療法士会地域包括ケア推進部主催のリモートでの研修会が開催されました。研修内容はタイトルの通り、作業療法士として地域の方の生活を改善していくための手段や実践例が多く盛り込まれており、埼玉県内に勤務する全作業療法士に聞いて頂きたい貴重な内容でした。また、小林先生と石橋先生には昨年度も講師をして頂いており、今回の研修では更に内容がアップデートされており明日からの実践にとても参考になることばかりでした。

《小林法一先生の講義》
人生100年時代において、どのような制作や仕組みにしていくことが望ましいのか、高齢者の就労や認知症予防にはどのような取り組みがあるのか等を学ばせて頂きました。また、サービスCについての講義では、介護予防の取組の課題としての注意点等も知ることができました。

《石橋裕先生の講義》
都立大で実際に行っている取り組み、短期集中訪問型サービス、地域ケア会議における焦点のあて方やプロセスの流れを学ばせて頂きました。

《野本先生の講義》
認知症カフェの課題とその解決方法を学ばせて頂き、実践例を通してどのように認知症カフェを運営していくのかを知ることが出来ました。

研修の後半にはグループワークを行い、活気のある研修会となりました。総合事業を含む地域支援は今後、作業療法士一人一人が理解を深め、各自治体の特徴を生かしつつ何が出来るのかを考えていく必要があると思える研修会でした。

地域包括ケア推進部