8月6日(土)、昨日に引き続き、夏キャン2日目を開催しました。
それにしても暑い日ですが、お天気以上に熱いイベントを予想させる天気です。
スタッフ21名のうち、2/3以上のスタッフが入れ替わっており、気分新たに開始です。昨日、いくつか上げられた運営上の反省点をしっかりと改善するよう、逸見チーフから的確な指示が出ました。大学生オープンキャンパス委員も気合いが入っています。
昨日は、埼玉県にある5つの養成校すべてでオープンキャンパスが開催されていたこともあり、来場者が今ひとつ伸び悩んでおりましたが、本日は11時スタートの前にたくさんの方にご来場いただき、11時過ぎには臨時ブースを2つも増設しての対応となりました。うれしい鍵です。
※以下、文面は画像の内容と必ずしも一致しておりません
作業療法の知名度は、理学療法や看護にくらべてまだまだ低く、作業療法をお目当てにしている高校生はまだ少数派でした。多くの高校生の方々に声をかけながら、とくに理学療法士志望の高校生の方々にも作業療法のことを知っていただき、その上で自分の進路を決めて欲しいということで、作業療法の説明や相談、臨床現場見学のおすすめを行いました。理学療法士への道の決意が固い方もいれば、説明を聞くことで選択に迷う方、作業療法にも興味を持っていただける方など様々でした。関連職種のことをよく知った上で、自分の道を選んでいただけるよう、今回も県士会スタッフ総出で全力でサポートしました。
そんな中、昨年、高校2年の時に夏キャンに来場して下さった高校生の方(現3年生)が再びご来場下さり、「理学療法士志望でしたが、夏キャンで話を聞いて、臨床現場見学をしたことで、作業療法士を目指すことにしました」とのお話を聞くことができました。やはり、百聞は一見に如かずであり、まずは知ってもらうことから始まり、そこから興味・を持ってもらうことの重要さをあらためて実感できた出来事でした。夏キャンの効果が間違いなく出ています。
そのほかにも、作業療法士になりたいけど、将来的にやっていけるかどうか不安を抱えている高校生も少なからずいました。県士会スタッフからは、現場の雰囲気やフォローアップ体制のこと、新人教育のこと、自分に合った分野の選択方法などについてもアドバイスがあり、高校生にとっての将来のビジョンを考えるための良いきっかけになったと思います。
これまでも、夏キャンでは見学施設を「旅行代理店方式」で予約-申込みができるシステムを開発して年々アップデートして参りました。この方式は、高校生が見学施設を申し込むためのハードルは著しく低くすることができる画期的な仕組みです。
今年は、東部ブロックと南部ブロックのメンバーを中心に、さらに予約業務をスピーディーかつ効率よく行うための仕組みとして、googleカレンダーやgoogleマップ、googleドライブをフル活用したシステムを構築しました。素晴らしいシステムをフル活用できたことで、性格かつ効率的に行えることはもちろんのこと、参加した高校生に対してなんらかの先進性もアピールできたと思われました。
この夏キャンの裏のテーマは、「県士会員の協業による連携強化、組織強化」です。それぞれ異なる職場の仲間達が、ひとつブースでそれぞれの体験などをもとに、あうんの呼吸で相談にお答えしたり、申込み手続きを分業したり、合間の時間にそれぞれの職場のことを話し合ったり世間話をしたり、そんなことを1日おこなえば、終わることにはとっても仲良くなります。これを5年も繰り返してきたことで、少しずつではありますが組織力の基礎の部分は強化されてきたと思います。
作業療法のことを説明することは、自分の仕事を見つめ直すきっかけにもなります。参加した県士会スタッフ全員が、明日からの仕事にしっかりと生かしていくことでしょう。
臨機応変な対応は、さすが作業療法士。この協業体験が今後の人財育成につながっていくと確信しています。
今回のスタッフのなかには、予約情報を一手に処理するチームもありました。情報が立て込んできても、笑顔で冷静に対処できるのは本当に素晴らしいことです。普段の臨床への取り組み姿勢やスキルが、このようなイベントでも遺憾なく発揮できるんですね。
また、大学生スタッフとの協業もとても大事なテーマであり、チラシを配りながら廊下を歩く人の視線をみつつ、関心が少しでもありそうな人に声をかけていく、まさしく臨床での観察眼がここでも生きていました。
二日目も無事に終わりました。
本日は1日目の倍の23件の見学予約がありました。とにかく暑く、来場者がごった返す中でも、笑顔を絶やさず、明るく、楽しく、真剣に取り組んでいける、県士会の仲間は本当に素敵です。
【お知らせ】
埼玉県作業療法士会では、一緒に地域支援活動や県士会活動に参画していただける作業療法士を大募集しています。今後、活動を広げていくにあたって、多くの作業療法パワーが必要になります。私たち作業療法士の専門性を県民の皆さまに心を込めてお届けする活動に是非ともご協力お願いします!
県士会活動に参画してみようかな?とお考えの方はこちらの応募フォームにてお願いします。
https://business.form-mailer.jp/fms/af722b9773492
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