今年で6年目となる「夏休み!作業療法のことをもっと知ってほしいキャンペーン2018」(通称、夏キャン)が盛大に開催されました。
今年はこれまでで最多となる県内5カ所(文京学院大学、日本医療科学大学、埼玉県立大学、上尾中央医療専門が校、目白大学)での開催でした。養成校ごとにそれぞれ背景や特色が異なっているため、企画内容もそれぞれ異なっています。今回は前半の3校の夏キャンレポートをお届けします。
キックオフは、7月15日の今年初開催の目白大学(南部ブロック担当)です。
今年の夏キャンキックオフとなった初開催の目白大学では、教員と学生さんで運営する片麻痺体験のブースと同じ部屋で実施しました。同じ会場でワイワイにぎやかに開催です。別室で行われた作業療法学科説明の時間をいただき、担当者が現場で働く作業療法士が来ていること、施設見学の予約が本日とれることを紹介すると終了後作業療法士になりたい多くの高校生に来場いただきました。
「将来は作業療法士になります!!」と熱く笑顔で宣言をした男子高校生、「どうして作業療法士になろうと思ったんですか?」と質問して真剣に私たちの話を聞いて将来を考える友達同士でいらした高校生の姿など印象的に感じました。
対応するスタッフが、自分自身が作業療法士になりたいと思った当時を振り返りみんなが 「5年後、同じ作業療法士として一緒に埼玉で働けたら嬉しいね」と笑顔になるステキなひとときでした。
次は7月21、22日の上尾中央医療専門学校(南部ブロック担当)です。
こちらは今年で2回目の開催です。こちらのオープンキャンパスは事前予約制となっているため、目的意識が明確な学生さんたちが多く参加していました。オープンキャンパスのプログラムも綿密に計画された内容であり、その合間を縫って夏キャンイベントを実施しました。お話しできた学生さんたちは、この学校で学びたいという決意と意欲にあふれていました。その一方で実際の作業療法について見たことがない方も少なからずいて、その方々には見学予約をお勧めして実際に予約をしていただきました。
なかには、PT志望の学生さんとの話の中で、OTに関心を寄せてくれた方もいるなど、作業療法を知ってもらうための目的はしっかりと果たせたと思われました。学生さんと対応できる時間が限られている中で、現場見学につなげられたのは何よりの収穫でした。
その次は7月29日に開催した日本医療科学大学(北部ブロック担当)です。
作業療法を見る・聞く・体験するをメインコンセプトとしており、各種体験コーナを通して作業療法を紹介しました。
来場した高校生は、親御さんと一緒にいらっしゃる方が殆どで、親御さんからの質問が多かったですが、こちらから問いかけてみるとキラキラした目でしっかりと将来の考えを語ってくれて、とても大人しい感じでしたが実際に話してみると、内に秘めた「人の役に立ちたい」という熱い想いを持っている人たちばかりでとても嬉しく思いました。
体験コーナも大盛況で、高校生80名、保護者53名の合計133名が来場してくださり、過去最多来場者数を更新しました!また、OT学生と県士会員の協業も上手くいき、次につながる大成功でした。
北部ブロックスタッフ、日本医療科学大学学生さんと教職員で記念撮影