今年も「夏休み! 作業療法のことをもっと知ってほしいキャンペーン」が行われました。
今年は目白大学も参加され、埼玉県の養成校5校のオープンキャンパスに、各ブロックのメンバーが出向き、高校生や親御さんに作業療法の魅力や、やり甲斐、楽しさなど様々な説明をし、「百聞は一見にしかず」と言って臨床場面の見学につなげていきました。
この企画は2013年からスタートし、文京学院大学と西部ブロックがコラボ企画として共同で開催してきました。その後日本医療科学大学と北部ブロックが参加し、年を追う毎に参加ブロックが増えて今年度は5つの養成校での開催できました。
当初は運営方法やポスター、資料、見学決定後の連絡方法などを試行錯誤しながら、夏キャンの最大の売りでもある見学予約の「旅行代理店方式」について、開催を重ねる毎に年々進化させて参りました。ポスターやチラシ、当日使用する書式などの印刷物の作成から、予約システムの開発・準備、見学施設との連絡調整など種々の作業を各ブロックで内容を共有、分担するなど、埼玉県士会をあげての夏の大きな事業に成長してきました。「平成30年度日本作業療法士協会作業療法推進モデル事業」として、士会・協会組織強化プロジェクトが採択され、夏キャンはその大きな柱の一つにもなっており、全国に自信を持って発信できる程の誇りある事業でもあります。
Googleやサイボウズなどのンターネット技術を最大限活用して、事前準備から当日の運営を共有しながら進めることができました。また、Googleのメール、マップ、カレンダーなどの活用することで、全ての会場における見学予約状況がリアルタイムに共有できて、同日同時間に開催していても見学予約の処理が迅速かつスムーズに行えるようになりました。これらをしっかりと活用できている背景には、昨年から開催している四ブロック合同の“リアルな”会議を行い、協業の中で顔と腕と腹が見える関係をつくって、県士会内の横の繋がりをしっかりと構築できているからこそ、とあらためて実感しています。
・・・とはいうものの、デジタル化、IT化によってとても便利になって良かったと思う反面、紙ベースでカーボン紙やホチキスなども使いながら見学予約処理をしていた頃の夏キャン立ち上げから関わっている私にとっては、このデジタル化について行けず戸惑う事もすくなくありません。どうしても私には合っている??手作業、人海戦術のようなアナログ方式が懐かしく思うこともしばしです(笑)。けれども、夏キャン当日の相談ブースで応対していると、親御さんや高校生からは、未だにPTとOTの違いであったり、そもそもOTとは何ぞやという質問を受けて、その度にOTはまだまだ知られていない事をあらためて実感しています。
益々、今後の有望な作業療法士輩出の為に頑張らねば、と思う今日この頃です。
西部ブロック夏キャン!プロジェクトリーダー 逸見 康子(副ブロック長)
【お知らせ】
埼玉県作業療法士会では、一緒に地域支援活動や県士会活動に参画していただける作業療法士を大募集しています。今後、活動を広げていくにあたって、多くの作業療法パワーが必要になります。私たち作業療法士の専門性を県民の皆さまに心を込めてお届けする活動に是非ともご協力お願いします!
県士会活動に参画してみようかな?とお考えの方はこちらの応募フォームにてお願いします。
https://business.form-mailer.jp/fms/af722b9773492
絶賛募集中!
<地域支援活動>
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