介護予防・日常生活支援総合事業への参画に向けた人材育成研修 11月24日

2019年11月24日(日)に首都大学東京の小林法一先生と石橋裕先生、大学院生の川端敦史先生を講師にお招きし、埼玉県作業療法士会地域包括ケア推進部主催の研修会が開催されました。研修内容は、埼玉県内に勤務する全作業療法士達に聞いて欲しいもので有り、資料も臨床実践および最新の知見も盛り込まれ大変貴重なものばかりでした。

小林法一先生の講義

人生100年時代到来の話から始まり、総合事業とは?地域包括ケアシステム・地域共生社会・認知症・作業療法士による総合事業(首都大学東京のアクション)等を学ばせて頂きました。また、IADL改善のためのサービスCの講義では、介護予防取り組みの課題や目標設定時の注意点等を知ることが出来ました。

石橋裕先生の講義

総合事業の介入案の話から始まり、ADL支援の進め方およびADLの階層・目標・支援等を学ばせて頂きました。事例を用いたグループワークでは、生活行為の目標を書く時のポイントを知ることが出来ました。

川端敦史先生の講義

大学院の研究テーマでもある”タブレットを通した生活スタイル向上プログラムから通所Cを読み解く”という内容の話を聞くことが出来ました。詳細は、2020年度の日本作業療法学会にて発表予定との事です。

最後に、大変お忙しい中3名もの講師をお招きして「総合事業」について貴重な講義を聞けたことは参加者にとって学びがあったと思います。作業療法士にとって総合事業は他人事ではなく、来るべき2025年・2040年に向け一人一人が内容を熟知しなければならないと感じました。これからも「あなたの自治体では、何をし・何が必要で、作業療法士には何ができるのか?」を共に考えていきたいと思った研修会でした。

地域包括ケア推進部 高橋暢介(株式会社ベルツ 在宅リハビリテーションセンター草加)