2022年1月30日に、埼玉県作業療法士会と埼玉県介護支援専門員協会共催の「作業療法士×介護支援専門員コラボ研修会」がオンラインにて開催されました。本研修会は今回が初めての試みであり、当事者や事務局も含めて、45名程度の参加者が集いました。
今回の研修会では、作業療法士と介護支援専門員の2職種の相互理解を深めることを目的に、作業療法士と介護支援専門員を混合させた5~6人の小グループに分かれ、生活支援記録法(F‐SOAIP)を用いて、双方がお互いについて思うことをざっくばらんに話し合っていきました。(F‐SOAIPを研修会のグループワークでメモとして使用するのは日本初となります。)
グループワークでは、
【実際こういうケースだとどのような支援しているの?】
【介護支援専門員にとって作業療法士のイメージと求めていることは何?】
【作業療法士にとって介護支援専門員のイメージと求めていることは何?】
【介護支援専門員が退院時にリハビリ専門職から本当に欲しい情報は何?】
というような普段の業務に精一杯向き合っているからこそ生まれる疑問を投げかけ、リアルな部分を答えていきました。本音を聞くことで、より多角的な視点でものごとを捉えることが出来たり、お互いの職種に対する理解を深めたりすることができ、大変有意義な研修会となりました。
作業療法士と介護支援専門員は各々の強み(得意分野)や仕事内容をしっかりと理解し、連携することで限りない力を発揮できると思います。ありがたいことに、参加者の皆様より、作業療法士×介護支援専門員のコラボ研修会の継続の声が多く聞かれましたので、来年度以降も企画していけたらと思います。
参加してくださった皆様、ご協力いただきました埼玉県介護支援専門員協会の皆様、誠にありがとうございました。また様々な研修会を企画・運営して参りますので、ぜひご参加いただけますと幸いです。
地域包括ケア推進部